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いつも真ん中で いよう

wake up call で目覚めたら 開いた目で何を見ようか

私が経験した乳ガン・10 ~取り戻した人生~

『私が経験した乳ガン・9 ~エゴの声と魂の声を聴いて~』の続きです
 
抗がん剤治療を提示された私は、『私やりたくない』と訴える心の動きに気づき1度立ち止まりました。
 
~・~・~・~・~・~・~
 
 
先生との話合いの日から二日後、知人に会いました。
私が「抗がん剤をするかもしれない」と言うと、
抗がん剤をしないという選択肢がある」ということを教えられました。
普通は当たり前のことかもしれませんが私には驚きでした。
 
抗がん剤をしたくない」という本心に気づいたとはいえ、まだその声に従う勇気がありませんでした。腑に落とし込めていない、そんな感じでした。
 
 
 
 
これまで病気ばかりをしてきた私にとってみると、
「この治療が必要です」と告げられればするしかありませんでした。
「今よりも良くなる」
それだけは信じられたし、選択しないという答えはそもそもありませんでした。
それはガンだって同じだと思っていました。
 
 
 
抗がん剤をしなければ命がありません」と言われたなら、間違いなくしたと思います。
でも残念ですがガンの治療に関しては、どの標準治療も「やれば生きられるという絶対の保証はない」世界なのが現実です。
やってもやらなくても、生も死もその可能性を残してしまいます。
 
さらに持病の悪化を免れない私としては、「今よりも良くなる」という確信がもてませんでした。
確実に『生活の質』が落ちる覚悟を求められていました。
 
だからガンに対しては、お医者さんも患者に治療の決定権を委ねるしかないのかもしれません。
 
 
 
 それでも知識・経験のあるスペシャリストのお医者さんの声は、自分の本心の声より何より、影響力があることは事実です。
 
私に知識がない故に生まれる先生への依存だったのかもしれません。
そこには「自分の声」がないことにも気づきませんでした。
重く命に関わるからこそ、自分の声や選択に自信が持てなくて先生にお任せした方が
 
安心、でした。。
 
 
 
 
「「私」はどこにいるのだろう?」
「これ以上自分を誰かに明け渡し続けても後悔しない?」
「私の治療なのに私の人生なのに、他人の言葉が1番安心なの?」 
「1番安心できる拠り所は本来自分自身じゃない?」
 
そんな本心・魂の声が私の心から浮き上がってきました。
 
  
 
「自分が一番やりたいことをする」
「自分の心に嘘をつかない」
 
それは私がこれまでの人生でやってこなかった事で、やらずに生きてきた事を後悔している唯一のことです。
だから今度だけは自分の声に正直になりたかったです。
私は「抗がん剤治療を受ける」という決定を一度白紙に戻そうと決めました。 
 
 
 
自分の手でしっかりと人生のハンドルを握ると、
死も含めた一切の自己責任を負う覚悟をしなければいけないんですね。
その責任は重いです。
でもその重さは再び自分の手で握った、自分の人生の価値の重さだと思えました。
 
見えない私の「内なる神様」が私の一挙手一投足を見つめている!
『人生の最終試験』なのかもしれないと思わずにはいられませんでした。
 
 
 
 次回へ続きます
 
 ~・~・~・~・~・~・~
 
 読んでくださっている皆様へ
 
ガンと向き合い、抗がん剤治療をはじめ全ての治療に耐えた、勇気ある皆さんを非難するつもりでこの記事は書かれてはいないことを、ここに付け加えさせてください。
 
人それぞれのガンへの向き合い方があり、置かれている環境も違います。
このブログで私が書いている全ては、私のガンへの向き合い方であり、
置かれた条件・環境の下で私が人生に向き合った経験談に他なりません。
1つの考え方・行動の例であることを念頭に読んで頂けると 大変ありがたいです。 
 
 
選択した答えはその人が真剣に向き合った勇気の証です。
全ての人が迷いながらも自分の天命を全うしようと前進する姿勢に、私は心から敬服いたします。